司法書士試験合格後に取得した資格 ‐ 宅建士・FP

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1.宅地建物取引士(宅建士)

決済業務等、不動産屋と絡む仕事をするつもりならば勉強しておくべきです。司法書士試験には出題されない科目で、実務では重要なものが多数あります。以下、いくつか挙げてみます。

試験の合格率は15%前後と意外と難しいです。ですが宅建受験生が苦手とする民法は、司法書士にとっては楽勝(のハズ!)なので、そこは大きなアドバンテージです。

1-1.宅建業法

一般媒介契約、専任媒介契約、専属専任媒介契約の違いをわかっていないと仲介さんから「センセ、そんな事も知らないの?」と言われてしまうかもしれません。

私は勤務時代、不動産屋に対する訴訟案件を担当したことがあり、その時に弁済業務保証金の還付請求を試みたことがあります。(諸事情により上手くいきませんでしたが。)弁済業務保証金?ナニソレ?という人も勉強したほうがいいかも知れません。

もし行政書士資格も持っていて、宅建業許可申請をやるつもりならもちろん宅建業法の知識は必須です。

1-2.都市計画法

これも行政書士として開発行為許可申請等を行うつもりなら必須です。

市街化区域と市街化調整区域の違い等、司法書士にとっての重要知識も多いです。

1-3.建築基準法

接道義務なんかは、知らないとヤバいくらいの常識です。

建築確認済証とか、住宅用家屋証明書の取得に必要となることがありますね。

あと、一戸建ての最上階が何故四角でなく斜めに尖っていることがあるのかが分かります。

1-4.農地法

3条、4条、5条の違いなんかは司法書士試験でも出ますよね。

1-5.土地区画整理法

換地とか仮換地とか、意外と実務でも登記事項の表題部で見ること多いです。

1-6.税金関係

FP試験と重複する内容も多いです。不動産取得税、印紙税、固定資産税、都市計画税、所得税。実務では必須知識ですね。もちろんお客さんの相談に乗るのはダメですよ。税理士さんを紹介しましょう。

2.ファイナンシャル・プランナー(FP)3級・2級

隣接士業である税理士さんの専門分野が多いです。税理士さんとタッグを組んで仕事をするならば、知識として持っておくべきです。 2級は3級の内容を包含しているので、3級から勉強すると無理なく取得できます。

相続税の基礎控除額の算出方法は基礎中の基礎知識と言っていいでしょう。小規模宅地等の特例なんかも、知らないと税理士さんと話ができません。

生命保険や金融商品の知識は相続業務(遺産整理業務)で必要になることがあります。

年金や社会保険の知識は後見業務でも役立ちます。(というか必須です。)

確定申告の知識はまさに独立開業後に自分自身にとって必要となりますね。

3.簿記もおすすめ

私は会社員の時に既に簿記3級・2級を取得していたのですが、持っていない方は勉強すべきだと思います。独立開業して事務所を経営する以上、複式簿記の知識は必須です。例え税理士さんにお任せするとしてもです。

また、複式簿記で記帳している場合は確定申告の際に最大65万円の控除(青色申告特別控除)が受けられますので、節税面でも有利です。

以下、私が実際に使っていた教材です。

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