司法書士試験スキマ時間勉強法

受験生時代

1.スキマ時間勉強法

1年目は人生で一番勉強しましたが、これを続けていては寿命が縮むと思い、2年目以降はスキマ時間を徹底的に活用する勉強法にシフトしました。働きながらだったので、仕事が忙しくなってしまったという事情もあります。

常にテキストを持ち歩き、わずかなスキマ時間であっても読む。それだけです。ですが、本気の本気で徹底すると塵も積もってかなりの時間を確保できます。

待ち時間が発生しないはずであってもテキストは常備します。予定外の待ち時間が発生することは往々にしてあります。待ち時間が発生せず重いテキストを持って行ったことが無駄になっても気にしてはいけません。それは想定内のことと受け入れるのです。

また、読みかけのテキストの残りページ数が少なく、読み終える可能性があるなら次の1冊も持参します。重いとか言っていてはいけません。結局読み終えずに無駄になっても気にしてはいけません。とにかく何もせず無駄に過ごす時間を1秒でも減らす覚悟が必要です。

仕事中であっても、待ち時間や移動時間は極力活用します。もちろん状況によっては難しいこともありますが。仕事と勉強の切り替えを瞬時にできるようになると活用できるスキマ時間が増えます

なお、私は電車での移動中にブックカバーをして同僚にバレないようにテキストを読んでいた時に、覗き込まれてしまって「なんで憲法の本なんか読んでるの?」と聞かれて「いや、日本人たるもの日本国憲法くらい知っておかないとと思って…」等と適当にごまかしたことがあります。

2.土日は丸一日勉強

とは言え働きながらだとどうしても平日は勉強時間が不足しますので、土日はもちろん丸一日勉強です

私は2年目以降は答練はコンスタントに受けていましたが、講座は受講せず独学でした。

自宅だとついつい他の事をしてしまいがちなので、カフェや図書館等に籠って勉強以外することがない環境に身を置くのが良いと思います。

丸一日勉強をがんばった自分へのご褒美として、足つぼマッサージの店を予約したりしていました。そうするとその時間まで手を抜くことなく勉強できるので、ご褒美作戦はおすすめです。ちなみに、その際もわざと遠い店を予約して電車での移動時間を勉強に充てていました。

3.娯楽は一切排除

当然ですが、テレビ、ゲーム、ネット等の娯楽は一切排除しました。こんな時期に限って結婚式の2次会のビンゴ大会で大賞のプレステ3をゲットしたりしてしまいましたが我慢しました。勉強を頑張ったご褒美に設定するのはアリかもしれませんが。

娯楽の他、仕事関係の本も読まなくなりました。自己研鑽をしないと難しい仕事ではありましたが、そこは割り切りました。いずれ辞めるので。仕事には手を抜かず取り組みましたが、それ以上の余裕はありませんでした。

4.習慣化してしまう

平日のスキマ時間勉強にせよ、土日の丸一日勉強にせよ、習慣化してしまうと努力しているという感覚ではなくなってきて、むしろやらないと気持ちが悪いと感じるようになります。この域に達するとしめたもので、継続が苦でなくなります。

勉強していると、ふと不安になることもあります。本当に受かる日が来るのか、受かったとしても食べて行けるのか。そんな時は無理矢理にでも頭からそれを締め出し、余計なことは考えないようにします。顔を洗ったり歯を磨くような感覚で勉強をする。いちいち意味など考えない。習慣化するとは、そういうことです。

もちろん、本試験日に向けて大まかなプランやスケジュールは立てる必要がありますが、今日はここまでやる!という目標をガチガチに決め過ぎないほうがいいと思います。

体調が悪い日もありますし、予想外の残業が発生することもあります。ここまでやるつもりだったのにできなかった、という気持ちがストレスになってしまいます。また、「昨日の分を取り戻そう」という思考になってしまい、その結果どんどんできなかったことが溜まって行き、それに比例してストレスも溜まるという悪循環に陥ります。

淡々と、粛々と。これが肝要です。

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