司法書士の相談料、出張料

独立開業のリアル

1.相談料

私は、初回相談は無料としています。

司法書士の中には、プロとして相談料をきちんといただくべきだし、それによって相談への回答にも責任感が生まれるという考えの人もいます。

その通りだと思うのですが、一般の方にとっては司法書士という職業は馴染みがなく、何ができて何ができないのかをよく分からないという方も多いので、まずは気楽に相談して欲しいという意図で最初は無料としています

なお、お話を伺った結果、司法書士の専門分野ではない内容だった場合は、ご要望に応じて他士業の知り合いをご紹介しています。相続の相談だと相続税のことを聞かれることが多いのですが、司法書士は税金については相談に乗ることができないので税理士さんをご紹介します。また、紛争性のある事案については弁護士さんをご紹介します。

ホームページ等に「初回相談無料」と書くと、たまにですが電話で名乗りもせずに聞きたいことを聞いてくる人がいます。「相談無料」を「無料相談」と勘違いされているようですが、後者のようなボランティアではなく、あくまで当事務所への依頼に繋がる可能性のある話を、初回は無料でお伺いしますという意味です。(こちらも商売でやっているもので…)

なので最近は事務所へお越しいただく場合に限るという条件にし、電話での相談受付は不可としています。

2.出張相談、出張料

開業当初は仕事がないので出張相談も無料(交通費のみ)で行っていたのですが、ある時、すっぽかされてしまいました。自宅に来られるのはちょっと、ということでホテルのラウンジで会う約束をしていたのですが、予定の時間を1時間過ぎても現れず、連絡も取れず、結局お会いすることができませんでした。しかも、その後一切連絡が取れなくなってしまいました。イタズラだったのか何だったのか、未だによく分かりません。(メールのやりとり晒します笑!)

お歳を召しているとか、信用できる方のご紹介といった場合はご自宅に伺うこともありますが、現在は出張相談は積極的には行っていません。

なお、出張した際の出張料をいただくかどうかは距離や拘束時間等によりケースバイケースですが、受任に繋がった場合は交通費だけとすることが多いです。いただいても全然いいとは思うんですけど、気弱な性格が出てしまいますね…。

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