司法書士個人事務所おすすめ業務ソフト ‐ 司法くん

仕事道具

1.そもそも業務ソフトって何?必要なの?

登記をオンラインで申請するためには申請用総合ソフトが必要ですが、これは無料でダウンロードすることができます。

これと連携させて司法書士業務の効率化を実現する専用ソフトがいくつか存在します。権(ちから)、サムポローニア、2in1、司法くんといったものです。

もちろんこれらは必須ではなく、申請用総合ソフトのみでもオンライン申請は可能です。実際、私が最初に勤めた事務所では業務ソフトは使用しておらず、Wordに手打ちして登記申請書を作成していました。

勤続20年以上のベテラン補助者が「ソフトに頼っていたら司法書士じゃないからね」と言っていて「いやアンタ司法書士じゃないジャン…」と思ったものですが、実際、なくても大して困らないな、というのが私の印象です。

なので、コストを抑えたいのであれば導入しないという選択肢も全然ありです。私は一人事務所なので、なるべくソフトや機器で省力化できるところはするという方針であり、開業当初から業務ソフトは導入するつもりでいました。

やっぱり登記情報から物件を自動で転記してくれたりするのは便利ですね。手打ちするとどうしても誤字脱字がありますし、一人だと他にチェックしてくれる人もいないですしね。

2.司法くんを選んだ理由

先に独立開業していた同期合格者が使っていて、良いと言っていたこと。あと安い、この2点です。

利用料は年間88,000円(税込)です。他のソフトの料金体系を詳しく知りませんが、最安値レベルではないかと思います。オプションは一切付けていないので成年後見とかのサポート機能はないのですが、不動産登記、商業登記は問題なく行えます。

なお、2つ目に勤務した事務所は権を使っていたのですが、大口顧客である決済事務所の要望を優先的に取り入れているといった印象で、相続登記、商業登記の機能は使い勝手が悪く、しかも高額だったので最初から候補から外れました。

3.司法くんを実際に使ってみて

安かろう悪かろう、かと思いきや全くそんなことはありません。日々の業務で非常に助かっています。

たまにおかしいな、と思う所があっても、メールすればだいたい当日中か翌日には返事が返ってきます。不具合であればもちろん対処してくれますし、既にやり方があるのであればそのやり方を教えてくれます。そもそも申請用総合ソフトの仕様だから仕方ない、という場合もありますが、まあそれは確かに仕方ないですね。

一番の望みは「クラウドだったらなあ…」なのですが、これも申請用総合ソフトがクラウド未対応(端末にインストールするタイプ)なので仕方ありません。他の業務ソフトも同様でしょうし。

機能にもサポートにも満足しており、開業以来毎年契約を継続しています

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