司法書士事務所のランニングコスト(経費)

独立開業のリアル

私の事務所の月あたりのランニングコスト経費は下表の通りです。もちろん、年によって変動するので、執筆時点(開業5年目)の概算です。

家賃・光熱費28,000円
司法書士会費25,000円
行政書士会費6,000円
その他会費7,500円
広告費21,000円
ソフトウェアライセンス料11,000円
リース料7,000円
保険料4,000円
交通費、通信費、印刷費等21,000円
書籍、消耗品費10,000円
その他10,000円
合計(月額)150,500円

一人事務所ですしかなり抑えているつもりですが、何だかんだでそれなりの額になってしまいますね。それでも他の業種に比べたら経費がかからない仕事だと思います。

以下、各項目について補足説明します。

家賃、光熱費

家賃は居室分とまとめて支払っているので、事務所分(半分)を経費としています。大家さんが友人なので、相場より若干安くしてもらっています。

司法書士会費

県会費と支部会費の合計です。いずれも地域によって額が異なります。(支部会費が0の所もあります。)なお、当支部ではコロナ禍で一時的に支部会費が免除となりました。

行政書士会費

これも地域によって異なります。私の地域は県会費のみで、支部会費はかかりません。

その他会費

任意に加入している団体の会費です。リーガルサポート、公共嘱託登記司法書士協会、日本財産管理協会、民事信託士協会、商工会議所です。

広告費

大半がタウンページ広告料です。ターゲットのお客様がまだまだタウンページをご覧になる年齢層なので毎年継続していますが、広告料をペイできているかは微妙なところです。本当はもっと色々広告を出したいのですが、高いんですよね、広告費って…。

あと主な集客方法はホームページですが、元SEなので業者等には依頼せず自分で作っています。サーバ利用料やドメイン使用料はかかりますが、大した額ではありません。ほぼお金がかからないのでホームページを作らない手はないと思います。なお、SIRIUSという有料ソフトを使っています。WordPressは無料ですが、ITに疎い方には難しいと思います。

ソフトウェアライセンス料

司法くん(業務ソフト)、freee(会計ソフト)、Acrobat、ウイルス対策ソフトです。1年分の料金を月割りした額です。

リース料

複合機のリース料です。

保険料

司法書士の業務保険の保険料です。保証額が大きくなるほど保険料は高くなります。扱う業務によって判断すればよいと思いますが、不動産屋と繋がって決済業務をやるならMAXまで加入したほうがいいと思います。

交通費、通信費、印刷費等

固定電話料金や携帯電話料金を含みます。携帯電話(スマホ)はプライベートと兼用なので料金の6割を経費にしています。あと、司法書士は日本一レターパック(プラス、ライトとも)を使う職業なのでは?と思います。

書籍、消耗品費

書籍代はその年の勉強熱(ムラがあります…)によって結構変動します。あとは文房具とかコピー用紙とか諸々です。

その他

研修費、交際費、個人事業税等です。当然変動します。司法書士の研修はタダで受講できるものが多いですが、任意加入団体主催のもの等だと1,000円~数千円必要なこともあります。なお、コミュ症なので交際費は低いです。

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