収入: 3,678,262円
支出:-1,618,117円
2年目にして黒字化を達成しました。ありがたいことです。前年度の損失額も、今期に繰り越した上で全て消化することができました。引き続き決済ヘルプに助けられている部分は大きいものの、開業時に主要業務に掲げた遺言・相続業務が伸びてきたのは嬉しいことです。
1.遺言・相続業務
ご依頼のルートは、地域包括支援センターの紹介、事務所ホームページ、支部の無料相談会、県会の電話無料相談、タウンページ広告と様々です。県会の電話無料相談とは、当地の司法書士会が実施している有志の司法書士による無料の電話相談で、直受け(※)が認められています。月に1回くらい当番が回ってきます。
※相談の流れから直接依頼を受けること。地方自治体等が主催している相談会では禁止されていることも多い。
前年に「特定の司法書士を紹介することはできない」と言われた地域包括支援センターのご紹介もあったりして、無駄ではなかったしわからないものだと思いました。
また、前年に知り合った保険会社の方や税理士の先生からもお仕事をご紹介いただきました。地域包括支援センター紹介の案件で相続税が問題となるものがあり、その税理士さんにお願いしたところ、後日別の案件をご紹介いただきました。お互いに良い関係が築けたのではと思います。
1年目に少しだけがんばった営業で構築した繋がりからお仕事をいただけたのは大変嬉しいことでした。なお、この年は一切営業していません。せっかく結果に繋がっているんだからやれよって自分でも思いますが、そこは、まあ、コミュ障なので…。食べていけるくらいの売上があるとついサボってしまって…。
2.不動産登記、商業登記、公共嘱託登記、債務整理、その他
公共嘱託登記とは、市の公共事業等によって生じる登記案件です(市が公共施設用の土地を取得する等)。各都道府県に公共嘱託登記司法書士協会というものがあり、そこが案件を受任して実作業は会員の司法書士が分担します。そこまで大儲けできるわけではありませんが、年会費10,000円(当地の協会の場合)は十分ペイするので入会しました。
不動産登記、商業登記、債務整理の受任ルートは、事務所ホームページか支部無料相談会です。債務整理は勤務時代に経験がなかったのですが、無料相談会でご一緒した同支部の先輩にやり方を教わりながら遂行しました。せっかく取得した簡裁訴訟代理権を活かせる機会があってよかったです。(訴外の交渉による任意整理でしたが、その場合でも簡裁訴訟代理等能力の認定は必要です。)
その他の仕事として、同期合格者からの紹介により、某資格予備校の模擬試験問題のチェックなんてこともやってみました。また、司法書士会の委員会の1つに入ったので、その日当収入もあります。ただし微々たるもので、交通費も出ませんし、会務は日当目的でやるものではないと思います。
3.決済ヘルプ
全て同じ事務所からのご依頼です。前年に同期合格者に紹介してもらった事務所です。規模の大きな決済事務所なので毎月コンスタントにご依頼いただいています。決済事務所での勤務経験が活きて、立会い時のちょっとしたトラブル(売主の住所が移転している、権利証を持ってくるのを忘れた etc.)に依頼元の事務所と連絡を取りつつ柔軟に対応していたらすっかり信頼してもらえた感じがします。
また、ヘルプを探している事務所は返事が早く欲しいはず(断られたら別の人を探さないといけないから)なので、行ける行けないに関わらずなるべく早く返事をするようにしたことで、「返事早いから取り敢えずアイツに予定聞いてみよう」と思ってもらえたのではないかと思います。(余談ですけど、無駄に返信が遅い人って意外と多いですよね。暇だと思われたくないのか何なのか…。決済ヘルプに限らず、即レスはお客さんの信頼を高めるので心掛けるべきだと思います。全く難しいことではないですしね。)
他の司法書士から依頼されることもあったのですが、決済は月末に集中してバッティングしてしまうので断らざるを得ませんでした。断っちゃうと以後依頼は来なくなりますね。仕方のないことですが…。
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