司法書士事務所の開業費

独立開業のリアル
看板・ロゴマーク294,872円
司法書士会入会金・会費等119,342円
行政書士会入会金・会費等329,080円
その他団体入会金・会費等123,864円
OA機器251,923円
ソフトウェア150,422円
オフィス家具229,406円
備品281,593円
書籍 51,769円
交通費・通信費・印刷費等70,713円
引越し 83,160円
合計1,986,144円

私の場合、会社員時代の貯蓄があったので開業費を200万円近くかけました。個人事務所としては多いと思いますし、もっと抑えることは可能です。

敢えて多く使ったのには理由があって、開業費は開業後に好きなタイミングで好きな額を償却できる(=経費にできる)のです任意償却といいます。例えば、開業初年度が赤字だったら開業費は償却せずそのまま残しておき、2年目以降に大きな売上があった年に多めに開業費を償却して利益を抑え、節税することができるのです。なので、どうせ後で買うものなら開業前に買って開業費にしてしまおうと考えました。

以下、各品目について補足説明します。

看板、ロゴマーク

自分の事務所を構えることにテンションあがってしまい、ちゃんとしたデザイナーさんに事務所のロゴを作ってもらい、そのロゴをあしらった看板も作ってしまいました。内訳としてはロゴデザインのほうが高く、約20万円くらいでした。こだわりがなければ丸々カットできる費用です。

司法書士会入会金、会費等

都道府県を跨いで引っ越したので、所属単位会が変わることになりました。前所属会の未払い分や新加入会の入会金、登録料の他、独立開業にあたり業務保険に加入したのでその費用も含みます。

行政書士会入会金、会費等

せっかく資格を持っているので行政書士登録もしておくことにしました。司法書士に比べて月会費は安い(6,000円)のですが、入会・登録料が高く約30万円もします。

その他団体入会金、会費等

任意に加入した日本財産管理協会民事信託士協会の入会金、登録料、会費です。なお、リーガルサポートへの入会は3~4ヶ月かかるため時間的に間に合いませんでした。

OA機器

デスクトップPC、モバイルPC、モニター、外付けハードディスク等です。なお、OA機器に限った話ではありませんが、単品で10万円以上するものは固定資産になり開業費に含めることはできないので注意が必要です。

ソフトウェア

ライセンス料です。Acrobatは定款の電子署名等に使用するので必須です。業務ソフト(司法くん)や会計ソフト(freee)も導入しました。これらは必須ではないですが、個人事務所で雑務も全て自分一人でやる必要があるため、ソフトで省力化できる部分は省力化しようと考え、ケチらず導入しました。

オフィス家具

デスク、チェア、収納庫、本棚等です。

備品

シュレッダー、製本機、電話機、ポスト、ドアホン、印鑑、文房具等です。

書籍

知識が商品である司法書士は、書籍代だけはケチるべきではないと思っています。主要業務にしようと考えていた相続関係を中心に購入しましたが、もっと色々な分野の本を買っておいてもよかったのかなと思います。

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